7119 PP アンプを ECC99 に変更

先日作成した 12AX7 + 7119(E192CC) のプッシュプルアンプですが、ネタついでにタマを 12AX7 → JJ ECC832、7199 → JJ ECC99 に交換しました。

ECC832 は ユニット1が 12AU7 ユニット2が 12AX7 の複合管です。ECC99(12BH7) は 7199 よりも最大定格がユニットあたり4.5Wから5Wになってますが、特性は似ていることとECC832,ECC99共に現行管なのでヨドバシとかでも買えます。

  • 7199(E192CC) と ECC99 のピンアサインは異なります。真空管ソケットの配線繋ぎ変えないといけません
  • ECC832 のピンアサインは 12AX7 と同じですが、ユニット1が 12AU7 なので、こちらも真空管ソケットの配線確認が必要です。

今回は差し替え運用が目的でしたので、回路の変更はありません。真空管ソケットの線をつなぎなおして動かしています。タマは変わりましたが基本変更ないので問題なく音出し完了しています。

7119 は購入難易度高いのでこっちがいいかな。

7119(E182CC) プッシュプルアンプ製作

購入日は忘れたのですが、名古屋のボントンさんに立ち寄ったところジャンク真空管コーナーに 7119 がありました。こういうのはとりあえず確保する対象でございます。これ使うならプッシュプルかということで製作いたしました。

アンプ部分の初段は 12AX7 の増幅と PK 分割。終段は 7119(E182CC) プッシュプルでトランスはアンディクスオーディオオリジナルトランス 6608P を使用した構成です。電源はゼネラルトランスPMC-100M を使用し、6CA4 整流管から10Hチョークを経てCRリップルフィルフィルタでつくりました。

回路図はクリックすると大きく表示されます。手持ちの余っている部品の都合で、コンデンサの容量が大きかったりします。

画像はクリックすると大きくなります。7119 のロードラインは、アウトプットトランスのインピーダンス 8k なので、4kと8k の線を引いてみて定格超えないかをざっくりチェック。B電源180V 位でトランスのドロップ引いてで175Vあたりとしてグリッドバイアス-5Vあたりがでてきました。このあたりで行きましょうという感じです。

シャーシは、共立電子・千石で売っている富士シャーシです。安くてたすかります。アルミがペラいのでシャーシとしては弱いですが、まぁそれでもこの手のアンプには十分です。対角線を持つようなことさえしなければ問題ありません。

電源スイッチやヒーターの配線をした後に、回路部分のボードを付けていきます。今回はタレットボードライクな基板を作成しそれに部品を付けて配線しました。

マックエイトの端子が余っているので、これを使うように1.6mmのスルーホールの穴をあけた基板を作って、必要なところに端子を差し込んで配線します。端子の高さがもう少し高ければよかったのですが、本家キーストーンの端子にはかないません(笑)

休日の間に動くかどうかだけは急ぎ確認したかったので、配線はやっつけです。

入出力特性です。私の手持ち音楽ソースはポータブル機器なので高感度仕様になっています。出力はおよそ1.5W手前が限界ですかね。でも十分な出力が確保できています。

周波数特性です。ゲインは 33dB です。50kHz 付近にこぶが出来てますが、発振にはなっていないので、12AX7 の直結部分に zobel フィルタを入れて高域を落とすなどの対処はしていません。

電源投入して、電圧チェック後軽く試聴。スッキリした感じの出音でした。真空管アンプなので鳴りっぷりは個性です。このアンプは鳴らしっぱなしで使用しても疲れない感じのいい感じにできました。完成してよかった。

ARISS SSTV イベントに参加

Expedition 64 – ARISS Series 17 Twenty Years というミッション名で 2020年12月24日から年末にかけて SSTV イベントがあったので、久しぶりに受信チャレンジです。

例によって https://www.heavens-above.com/ で出した通過時刻を出してエクセルにペロッとはりつけ。orbitron の通過予報で ISS の最短距離も横にメモとしてはりつけて、いつ受信するか検討。基本的にできるだけ頭上を通るのが間違いないのですが、まぁ仕事中やったり夜中だったりとなかなか決まらないものです。

今回受信したのは12月26日、27日、29でした。

使用機材は、3エレ八木アンテナとヤエスFT-3Dのハンディ機です。FT-3D はマイクロSDカードに録音することが出来ますので、フィールドで受信したのを録音しといて、自宅に戻って RXSSTV / MMSSTV で画像を出すというやりかたです。

FT-3D は、液晶画面のディマー(液晶を暗くする機能)が働くと受信ノイズが鬱陶しいくらいに大きくなります。あらかじめディマーは切っておきます。

受信した場所は自宅近所の公園か写真の西側が見通せる家から徒歩20分くらいの駐車場です。以下、何枚か撮れたやつをアップしておきます。

数枚はわりかし受信出来たのでアワード申請です。

ARISS SSTV AWARD のアワード。これは Getされた方も多いかと思います。

RUSSIA ISS SSTV DIPLOMA が発行してくれたアワードです。

INDONESIAN SPACE EXPLORER SSTV DIPLOMA のアワードです。どれも、画像数枚あれば申請可能でしたので、ついつい申し込みしました。

Raspberry Pi による ADS-B / APRS 受信サーバーの機器更新

FlightRadar24 や FlightAware に対して ADS-B のデータ送信をしている Raspberry Pi3 と APRS のデータ受信サーバーで使用している Raspberry Pi3 を Raspberry Pi4 に集約しようと思いました。いわゆる機器更改です。

ADS-B の Raspberry Pi3 は 2017年夏ごろ稼働開始して OS の Raspbean のリリースは Raspbian GNU/Linux 8 (jessie) で、 APRS 受信の Raspberry Pi3 の Raspbean のリリース は Raspbian GNU/Linux 9 (stretch) です。どちらも、年数が経過しているのと、OS更新するより新規で入れ直しがいいかなと思ったのが理由です。

raspberry pi OS Lite のインストール

新品の MicrpSD カードと、Raspberry Pi Imager で最新の Raspberry Pi OS イメージを書き込みます。GUI は不要なので、Raspberry PI OS Lite を書き込みます。

書き込み終了後、MicroSD の boot に以下2つのファイルを作成します。
・ssh
・wpa_supplicant.conf

ssh は中身のないファイルです。エクスプローラーから右クリックで新規作成→テキスト ドキュメントをしてすると「新しいテキスト ドキュメント.txt」ができます。これをファイル名の変更で ssh にしたら OK です。

wpa_supplicant.conf は以下のような内容です。改行コードは LF です。SSID は無線LANの SSID、暗号化キーは無線LAN の暗号化キーです。

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
        ssid="SSID"
        psk="暗号化キー"
}

この 2 つのファイルがあれば、Raspberry Pi に入れてブート後、無線LAN から ssh でログイン可能となります。raspberrypi.local のアドレスに接続して、ユーザー名 pi パスワード raspberry でログインできれば成功。

ここからは、一般的なラズパイの初期設定になりますが省略します。
・raspi-config でSDカードの領域を広げる設定
・raspi-config でタイムゾーン設定
・raspi-config でホスト名設定
・/etc/dhcpcd.conf でスタティックIPの設定(必要であれば)
などです。ホスト名を変更したら ssh 接続するホスト名も変わるので接続時注意です。

パッケージ情報の更新
$ sudo su
# apt-get update
# apt-get upgrade
# reboot

ファイルシステムの容量をSDカード全部使うようにする
$ sudo su
# raspi-config
7 Advanced Options
A1 Expand Filesystem
raspi-config を Finish で reboot

$ df -h 
/dev/root        29G  1.4G   27G   5% /   が大きくなっていること
:

ホスト名・タイムゾーンの設定
$ sudo su
# raspi-config

2 Network Options
N1 Hostname
新しいホスト名を設定する

4 Localisation Options
I2 Change Time Zone
Asia -> Tokyo を選択する

後は、pi ユーザーのパスワードは変更しておきましょう。
また、IP アドレスを固定にする場合は /etc/dhcpcd.conf を修正して固定IPにしてください。

RTL-SDR USB ドングルの動作確認

次は RTL-SDR のツールをインストールして動作確認を行います。今回は、USB HUB に RTL-SDR のドングル3つ挿しています。 RTL-SDR のドングルは発熱するので写真のように離した形に設置しました。

RTL-SDR パッケージのインストール
$ sudo su
# apt-get install rtl-sdr

USB ポートに RTL-SDR を挿して USB デバイスとして認識されるか確認
# tail -f /var/log/syslog

USBデバイス認識のメッセージが出力される。

CTRL-C で tail コマンド終了

# rtl-eeprom -d 0
root@pi4-aprs:/home/pi# rtl_eeprom
Found 3 device(s):
  0:  Generic RTL2832U OEM
  1:  Generic RTL2832U OEM
  2:  Generic RTL2832U OEM

Using device 0: Generic RTL2832U OEM
Detached kernel driver
Found Rafael Micro R820T tuner

Current configuration:
__________________________________________
Vendor ID:              0x0bda
Product ID:             0x2838
Manufacturer:           Realtek
Product:                RTL2838UHIDIR
Serial number:          00001090
Serial number enabled:  yes
IR endpoint enabled:    yes
Remote wakeup enabled:  no
__________________________________________
Reattached kernel driver

Found n device(s) の表示にドングルの数だけ表示されたらOK。今回は3つ挿したので3行表示されています。


RTL-SDR ドングルのシリアル番号書き換えをします。複数のドングルを使用する場合に便利です。

pi@pi4-aprs:~ $ rtl_eeprom -d 0 -s 00001091
Found 3 device(s):
  0:  Generic RTL2832U OEM
  1:  Generic RTL2832U OEM
  2:  Generic RTL2832U OEM

Using device 0: Generic RTL2832U OEM
Detached kernel driver
Found Rafael Micro R820T tuner

Current configuration:
__________________________________________
Vendor ID:              0x0bda
Product ID:             0x2838
Manufacturer:           Realtek
Product:                RTL2838UHIDIR
Serial number:          00001090
Serial number enabled:  yes
IR endpoint enabled:    yes
Remote wakeup enabled:  no
__________________________________________

New configuration:
__________________________________________
Vendor ID:              0x0bda
Product ID:             0x2838
Manufacturer:           Realtek
Product:                RTL2838UHIDIR
Serial number:          00001091
Serial number enabled:  yes
IR endpoint enabled:    yes
Remote wakeup enabled:  no
__________________________________________
Write new configuration to device [y/n]?

rtl_eeprom -d 0 -s 8桁の数字
で書き換えできます。-d は デバイス番号というので、システムの何番目で認識されたかの番号です。ただ、ドングルの場所を変えたりするとデバイス番号は変わる可能性があるためシリアル番号で認識させるため重要なのです。私の場合は、上の写真にあるテプラの番号にしています。

Windows PC でドングルのシリアル番号を書き換える場合は https://www.rtl-sdr.com/tag/rtltool/ からツールをダウンロードして書き換えをしてください。

SDR ラジオのソフトから RTL-SDR ドングルの接続確認をします。今回は WIndows の SDR# で接続して FM ラジオが聞けることで確認しました。

$ rtl_tcp -d 00014464 -a 0.0.0.0 -p 1234
Found 3 device(s):
  0:  Realtek, RTL2838UHIDIR, SN: 00001090
  1:  Realtek, RTL2838UHIDIR, SN: 00014464
  2:  Realtek, RTL2838UHIDIR, SN: 00014466

Using device 1: Generic RTL2832U OEM
Detached kernel driver
Found Rafael Micro R820T tuner
[R82XX] PLL not locked!
Tuned to 100000000 Hz.
listening...
Use the device argument 'rtl_tcp=0.0.0.0:1234' in OsmoSDR (gr-osmosdr) source
to receive samples in GRC and control rtl_tcp parameters (frequency, gain, ...).

rtl_tcp コマンドの -d オプションでドングルのシリアル番号を指定します。これでどのドングルを使用するか決められます。

SDR# では、ラジオの種類をリストボックスにある RTL-SDR TCP を選びます。上の歯車アイコンを押して、ラズパイのアドレスとポート番号を設定。接続て地元の FM 放送の周波数に合わせてラジオが聞こえたら接続確認は OK となります。

dump1090-fa のインストール

flightaware の https://ja.flightaware.com/adsb/piaware/install のインストール手順を実施しますが、まず ADS-B の受信ができるか確認したいので、dump1090-fa というのだけインストールします。

apt に FlightAware のロケーションを追加

$ sudo su
# wget https://ja.flightaware.com/adsb/piaware/files/packages/pool/piaware/p/piaware-support/piaware-repository_4.0_all.deb
# dpkg -i piaware-repository_4.0_all.deb
# apt-get update
# apt-get install dump1090-fa
# dump1090-fa configuration
# This is sourced by /usr/share/dump1090-fa/start-dump1090-fa as a
# shellscript fragment.

# If you are using a PiAware sdcard image, this config file is regenerated
# on boot based on the contents of piaware-config.txt; any changes made to this
# file will be lost.

# dump1090-fa won't automatically start unless ENABLED=yes
ENABLED=yes

RECEIVER_OPTIONS="--device-index 0 --gain -10 --ppm 0"
DECODER_OPTIONS="--max-range 360 --fix"
NET_OPTIONS="--net --net-heartbeat 60 --net-ro-size 1300 --net-ro-interval 0.2 --net-ri-port 0 --net-ro-port 30002 --net-sbs-port 30003 --net-bi-port 30004,30104 --net-bo-port 30005"
JSON_OPTIONS="--json-location-accuracy 1"

/etc/default/dump1090-fa の設定ファイルを修正します。

RECEIVER_OPTIONS=”–device-index 0 –gain -10 –ppm 0″
RECEIVER_OPTIONS=”–device-index 00001090 –gain -10 –ppm 0″

device-index を RTL-SDR ドングルのシリアル番号に修正して Raspberry Pi をリブートします。サービスの再起動でもかまいません。

Virtual Radar のインストール

https://www.virtualradarserver.co.uk/Default.aspx Virtual Radar Server サイトからアプリをダウンロードしてインストールします。

Virtual Radar アプリの Tools -> option からラズパイのデータを見るよう設定します。

右上の Wizard ボタンを押して設定開始する


A software defined radio を選択

Dump1090 を選択

ADS-B はラズパイで動いているので No を選択

ラズパイのアドレスを入力

設定ウィザードが終了して、option に戻ったら、Receivers の項目が上のスクショみたいに ! マーク無いことを確認。

メイン画面に戻って、真ん中にある http://127.0.0.1/VirtualRadar のリンクをクリックすると Web ブラウザが開きます。

飛行機からの ADS-B 信号が受信出来ればブラウザに飛行機のデータやアイコンが表示されます。ここまで表示されれば DUMP1090 は動いています。

piaware のインストール

piaware は先の手順で dump1090 を入れていますので 追加で piaware をインストールします。dump978-fa はよくわからないのでインストールはしません。

$ sudo su
# apt-get install piaware
# piaware-config allow-auto-updates yes
# piaware-config allow-manual-updates yes

piaware のパッケージは特に質問など無くインストールされます。設定は FlightAware の web サイトからアカウントと piaware を関連付けして完了となります。

FlightRadar24 feeder のインストール

$ sudo bash -c "$(wget -O - https://repo-feed.flightradar24.com/install_fr24_rpi.sh)"

を実行することで、自動的に fr24feed パッケージのインストールが実行されます。

Preparing to unpack .../fr24feed_1.0.26-9_armhf.deb ...
Unpacking fr24feed (1.0.26-9) ...
Setting up fr24feed (1.0.26-9) ...
You don't seem to have any dump1090 installed. On the fr24feed start it will automatically install dump1090-mutability.
Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/fr24feed.service → /etc/systemd/system/fr24feed.service.
error | Local time: 2020-10-24 15:15:25 +0900
error | GMT+0 time: 2020-10-24 06:15:25 +0900
error | Your machine should be set as GMT+0 time zone!
warning | Time zone is not set to GMT+0
______  _  _         _      _                    _              _____    ___ 
|  ___|| |(_)       | |    | |                  | |            / __  \  /   |
| |_   | | _   __ _ | |__  | |_  _ __  __ _   __| |  __ _  _ __`' / /' / /| |
|  _|  | || | / _` || '_ \ | __|| '__|/ _` | / _` | / _` || '__| / /  / /_| |
| |    | || || (_| || | | || |_ | |  | (_| || (_| || (_| || |  ./ /___\___  |
\_|    |_||_| \__, ||_| |_| \__||_|   \__,_| \__,_| \__,_||_|  \_____/    |_/
               __/ |                                                         
              |___/                                                          
[main][i]FR24 Feeder/Decoder
[main][i]Version: 1.0.26-9/generic
[main][i]Built on Oct 14 2020 07:35:30 (HEAD-de0814c.git/Linux/static_armel)
[main][i]Running on: raspbian10
[main][i]Local IP(s): 192.168.24.90,240b:250:5160:2c00:41de:8104:26d0:4ae0,fe80::d6c4:2cbe:dcda:95ab
[main][i]Copyright 2012-2020 Flightradar24 AB
[main][i]https://www.flightradar24.com
[main][i]DNS mode: PING

Welcome to the FR24 Decoder/Feeder sign up wizard!

Before you continue please make sure that:

 1 - Your ADS-B receiver is connected to this computer or is accessible over network
 2 - You know your antenna's latitude/longitude up to 4 decimal points and the altitude in feet
 3 - You have a working email address that will be used to contact you
 4 - fr24feed service is stopped. If not, please run: sudo systemctl stop fr24feed

To terminate - press Ctrl+C at any point


Step 1.1 - Enter your email address (username@domain.tld)
$: flightRadar 24 アカウントのメールアドレスを入れる

Step 1.2 - If you used to feed FR24 with ADS-B data before, enter your sharing key.
If you don't remember your sharing key, you can find it in your account on the website under "My data sharing".
https://www.flightradar24.com/account/data-sharing

Otherwise leave this field empty and continue.
$:データシェアリングキーを入れる。(メールで届くキーを入れる)

Verifying sharing key...OK



Step 1.3 - Would you like to participate in MLAT calculations? (yes/no)$:yes

IMPORTANT: For MLAT calculations the antenna's location should be entered very precise!

Step 3.A - Enter antenna's latitude (DD.DDDD)
$:緯度を小数点4桁で入力

Step 3.B - Enter antenna's longitude (DDD.DDDD)
$:経度を小数点4桁で入力

Step 3.C - Enter antenna's altitude above the sea level (in feet)
$:アンテナの高さを入力

Using latitude: 34.6566, longitude: 135.6465, altitude: 10ft above sea level

We have detected that you already have a dump1090 instance running. We can therefore automatically configure the FR24 feeder to use existing receiver configuration, or you can manually configure all the parameters.

Would you like to use autoconfig (*yes*/no)$:yes    を入力

Step 6 - Please select desired logfile mode:
 0 -  Disabled
 1 -  48 hour, 24h rotation
 2 -  72 hour, 24h rotation
Select logfile mode (0-2)$:1   お好みで設定する

Saving settings to /etc/fr24feed.ini...OK
Settings saved, please run "sudo systemctl restart fr24feed" to use new configuration.
Installation and configuration completed!

サービスを再起動する
pi@pi4-aprs:~ $ sudo systemctl restart fr24feed    

FlightRadar 24 のデータシェアリングは、キー番号で一意となるため、fr24 のサイトにログインして、My Data Sharering を見てONLINE となっていれば問題ありません。

aprs 受信用 direwolf の起動

aprs 運用には何種類かパッケージがありますが今回は direwolf を使用しました。

sudo apt-get install direwolf screen

github は 1.5 ですが、パッケージを入れた場合 1.4 が導入されます。受信するだけなので 1.4 のままでいきます。

9600bps 起動のコマンドライン


$ rtl_fm -d 00014466 -M fm -f 144.66M -s 24000 - | direwolf -t 0 -c sdr14466.conf -r 24000 -D 1 -B 1200 -

1200bps 起動のコマンドライン

$ rtl_fm -d 00014464 -M fm -f 144.64M -s 48000 - | direwolf -t 0 -c sdr14464.conf -r 48000 -D 1 -B 9600 -

9600configファイルは以下のような内容。コールサインはご自身のコールサインに修正してください

ADEVICE null null
CHANNEL 0
MYCALL JP3SRS-10

IGSERVER japan.aprs2.net

IGLOGIN JP3SRS-10 5桁のパスコード

OBEACON sendto=IG DELAY=0:00 EVERY=30:00 OBJNAME=JP3SRS-10 SYMBOL=\& overlay=R lat=緯度 long=経度 comment="RX-Only I-Gate 144.64M 9k6 144.66M 1k2"

1200configファイルは以下のような内容。コールサインはご自身のコールサインに修正してください。config の中身は一緒ですが、direwolf を2つ起動するとポート番号重複エラーメッセージが表示されます。それの回避でポート番号設定の行が増えています。

ADEVICE null null
CHANNEL 0
MYCALL JP3SRS-10
AGWPORT 8002
KISSPORT 8003
IGSERVER japan.aprs2.net

IGLOGIN JP3SRS-10 5桁のパスコード

OBEACON sendto=IG DELAY=0:00 EVERY=30:00 OBJNAME=JP3SRS-10 SYMBOL=\& overlay=R lat=緯度 long=経度 comment="RX-Only I-Gate 144.64M 9k6 144.66M 1k2"

6AS7G OTL ヘッドホンアンプの製作

大須のボントンさんの真空管ジャンク 6AS7G (購入価格1000円) を使ってヘッドホンアンプを作りました。初段の 6DJ8 もボントンさんのジャンク球です。

回路構成は、初段 6DJ8 で増幅して終段の 6AS7G に直結。カソードフォロワの抵抗に発生した信号をコンデンサカットでヘッドホンに出す形です。

シャーシは家にあったアルミシャーシを使ってしまおうということで、縦横どちらがいいか物を置てみて検討。結果冒頭の写真にあるような配置になりました。

作った後の、周波数特性と入出力特性です。33Ωの抵抗負荷でゲインは8~9dB となりました。左右1dB弱の差はありますが、普通に聞く分にはわかりません。中の配線を整理する際に片CHに調整用半固定を入れるかもという程度です。AKG Q701 のオープンエアなヘッドホンも十分鳴っていますので出力は問題ありません。

周波数特性は 3Hz ~300kHz あたりまで伸びてしまいました。不必要な周波数帯はカットするべきというのもありますが、今の所このままの予定です。

入出力特性は、6DJ8 のグリッドバイアス 1.1V になっていますので、そこらへんまではリニアに伸びていきます。33Ω負荷で 0.1W くらい出る感じです。8Ω負荷換算すると計算間違ってるかもですがおよそ1Wです。ヘッドホンには十分な出力です。

YAESU FT2D/3D と iPad 接続アダプタ

私の所にあるハンディ機は YAESU FT2D と FT3D です。散歩時の APRS 送信や、たまに FM で出たりします。他のモードはどうかと思い、ケータイのアプリストアなど見てましたら SSTV が出せるアプリを見つけました。

https://apps.apple.com/jp/app/sstv-slow-scan-tv/id387910013

この手のアプリは iPhone/iPad のスピーカー・マイクをハンディ機のスピーカー・マイクに近づけて使ういわゆる「エア結合」で簡単に使うのが簡単ですが、エア結合ゆえにノイズ交じりは大きくなります。ということで、ハンディ機とiPadとスピーカーマイクを接続するアダプタボックスを作成しました。

回路図はクリックすると大きく表示されます。回路というほどではありませんが、単純に 1:1 のトランスでセパレートしているだけの回路です。あとは、ハンディ機のマイク端子に 2.2k をはさんでいます(ICOM など他メーカーは抵抗値は変わります)。10k の可変抵抗+4.7K はスピーカー出力をマイク入力に渡すときの音量調整です。iPad側は 2.2k でマイク入力として認識してくれました。

この絶縁回路はトランスに ST-71 600Ω:600Ω (1:1) の他に ST-75 10k:600Ω: (4.5:1) で作られている方もいらっしゃいますし、いろいろなバリエーションがあります。もし作成される場合は他の作成例も検索して見られることをお勧めします。

ハンディ機でもマイク端子に信号を入力する場合、付加装置を接続する旨の変更申請(届)を総合通信局に出さないといけません。今は、デジタルモードの手続きが簡素化されましたので、該当する送信機にデジタルモードを追加する旨を記載することと、またその送信機工事設計は技適機種のままにして、そのデジタルモードを出す付加装置の諸元表を添付するだけです。(お住まい管轄の総通のお知らせを確認下さい。近畿は↓のアドレスです)

https://www.soumu.go.jp/soutsu/kinki/dempa/radio/at/kisaikanryaku.html

今回の諸元表はおとなしく下記の通りになりました。

VN-4002 QRP CW TRX キット製作

万年準備中のブログ というタイトルの Blog をされている JL1VNQ 様が頒布されている「ポケットサイズモノバンドQRP CWトランシーバー」を購入して組立ました。写真には2台写っていますが、今回は左側の赤色です。基板は2枚重ねになっていて上側のコントロール基板と下側のRF基板に分けられます。

説明書を印刷して組立にかかります。

表面実装部品があるので私の場合は実体顕微鏡が必須です。ハンダ付けに関して特に注意はないのですが、ベタGNDにつながるパーツはコテ先の温度上げて付けるとハンダ付けしやすいと思います。説明書の順序通り組んでいけば大丈夫です。まぁ、表面実装のCRが地味に多いので間違えないようつけましょう。

部品のハンダ付けが一通り終わったところです。

仮組して、出力が出るか確認。

保証認定は JARD に出すのでスプリアス確認も実施。近傍並びに高調波特に目立ったピークは出ていなかったので問題ないです。

不備があっても3週間で終わるはずと思いつつ結果3週間で保証認定完了。以下、保証認定と総通の申請日程を残しておきます。
・8月14日 JARD に保証認定申し込みと認定料の振り込みを実施
・9月4日 JARD から保証認定の通知が来ました。3週間でした。
・9月8日 電子申請Lite で無線機の増設申請を実施
・9月16日 電子申請Lite 審査終了

ということで、新しい無線機キットも使えるようになりました。免許状の記載に変更なければ変更届になりますので、電子申請Liteに到達した時点で使用可能と思います。保証認定されたのを総通がケチつけることは稀だと

3C30 シングルアンプ完成

3C30 シングルアンプの作成1という記事で着手しましょうという旨を書いたのですが、それから丸2カ月経過してしまいました。現在の進捗ですが音出し完了しております。以下製作途中の写真などとともにコメントをいれておきたいと思います。

まず、前回の記事で LTSPice を用いた簡易的な直流回路の設計を行いました。あれから何回かやり直した結果、最終組み上げたアンプの回路図は以下の通りです。クリックすると大きく表示されます。

3C30 ロードラインは B電圧 360V 程度、14kΩ 負荷、グリッド電圧16Vあたりでプレート電流 40mA としました。前の記事とは微妙にずれましたがほぼ誤差の範囲なので最大出力 4W 程度という見積に変更はありません。また、6SN7 / 6V6 バイアス電圧見直しの結果6SN7/6V6のB電圧は変更しました。

回路自体はコンデンサカットで段間つないでいるため特筆するところはありません。B 電圧も手元にあった JJ GZ34S を使用した一般的な整流回路となっています。ただ、B電圧調整のため、チョークインプット状態で組み上げ、整流管につなぐキャパシタの容量を徐々に増やして希望の電圧を得るという手法で調整をおこなっています。コンデンサインプットよりかは残留リプルが出やすくなりますので、後ろのリップルフィルタの電解コンデンサは盛っています。

3C30 は直熱ハイミュー三極管ですので直流点火いたします。ヒーターが 5.6V / 2.5A と電流が大きいためブリッジ整流後のキャパシタを増やしても残留リプル除去は厳しい状況。先人のアイデアをお借りし秋月電子から販売されている 「TPS7A4700使用 超ローノイズ・プログラマブル可変電源キット」を用い、これに電流ブーストトランジスタを取り付けることで 5.6V の出力電圧設定とリップルフィルターとしました。電流ブーストのトランジスタは発熱するためシャーシに取り付けて放熱することが必要です。とはいっても、基板のディップスイッチで電圧設定ができるため非常に便利であります。

電源トランス、出力トランスなど部材がそろったので、レイアウト案を検討。何パターンかやってみて気に入った案を決めます。

レイアウトが決まったら、穴あけとスプレーを吹きます。

ヒーター回りを配線し、あとは回路部分を組んでいきます。

一通りの配線を行い、通電してみるところまで。テストを行い問題なさそうなのでシャーシを起こします。

ということで完成。

無帰還の特性です。シミュレーションでは 40dB 程度と踏んでいましたが 右 44dB 左 42dB となりました。このままでもいいですが負帰還かけた状態にします。

負帰還をかけて 34dB のゲインといたしました。

入出力特性は -20dBV(100mV) で 4W ですね。グラフ的には 5W 出ますが横這いになっているのでここら辺が限界ぽいです。もっと直流流せる出力トランスを買えばさらに出力アップは狙えますが財布も情熱も足りないのでここら辺でいいとします。当初決めた動作点で試算した 4W 程度の結果が出ていたので正解です。

まだ短い時間ですが使用してみた感想、音源による得手不得手はないアンプに仕上がったと思います。帰還効いてる加減もあり、パンチあるボーカルとか響く弦とかは言いませんが、十分良く鳴ってくれるいいアンプになりました。

B電源のドロップに使用している抵抗の発熱が大きいのかして、ちょっとニオイがします。これは経過観察して今後の対応を決めたいと思います。

3C30 シングルアンプ作成1

関西ハムシンポジウム2020にキットの他 SONY スカイセンサーのラジオを出展していました。当日は残念ながら売れなかったのですが、後日隣のブースに出展されていた方から連絡があり、やり取りの結果スカイセンサーのラジオとこの真空管が物々交換され我が家へやってきた次第。

やってきたタマはハイトロン3C30というやつで送信管です。ヒーター 5.6V/2.5A な直熱三極管でプラスバイアスで動作させます。

LTSpice のモデルを作成して、超えてはいけないプレート損失を赤線で、10k と 14k の負荷線を 350V/40mA の動作点でプロットしてみました。Ep-Ip のグリッド電圧は -5, 0, 5 のように 5V 間隔でプロットしていますので、プレート電圧 350V/ 40mA のときのグリッドは +15~+20V のあいだ(18Vあたり)になる感じです。

3C30 のドライブには 6V6GT のカソードフォロワでいきます。春日無線変圧器 4B-20MA を使用します。これの抵抗分は965Ωらしいので、20mA いっぱいですが 3C30 のグリッドバイアスがとれます。ここは現物あわせで調整する予定のところです。

前段は 6SN7 2段増幅です。ここは特に特筆するものはないですかね。今時点のざっくり回路は以下のようになります。

1段目の 6SN7 グリッドバイアス 3.5V / 3.3mA 。
2段目 6SN7 グリッドバイアス 6V/2.3mA
3段目 6V6GT 18.5mA でカソードチョーク17~18V。
3C30 のグリッドバイアスは 6V6 のカソード電圧でプレート電圧 350V あたりで動作

となれば、6V6 のカソードチョークがパンクしなければ調整個所少なく組めそうな雰囲気であります。回路図帰還抵抗100k は帰還しないときの確認でわざとおおきくしてあります。実際にはもっと小さいです。

動作点から±15V 振ったとして 740V-60V=680V 電流60mA-12mA=48mA ワット=680*0.048/8=4W が仮決めした動作点の最大出力の目安になります。十分かなと思います。

タマは揃っていますがトランス類がまだです。トランスが届けばバラックで組んでみたいと思います。

関西ハムシンポジウム2020

関西ハムシンポジウム2020に出展します。といっても大して出し物があるわけではなくジャンクのラジオ1個と基板類を少々。

2020年2月9日(日)09:30~15:00  多目的ホールブース34(JG3PUPさん)とこに居候させてもらいます。詳細は下記リンクのオフィシャルWEBです。

http://www.jarl.com/hyogo/ham_sympo/ham_sympo2020/