6418 サブミニチュア管ヘッドホンアンプの簡易測定

2014-11-29 12.51.35

ブレッドボードのままで測ってもアレなんですが、傾向は見ておきたかったのでオーディオインタフェースひっぱり出してきてちょこっと測定

スクリーンショット 2014-11-29 12.52.55

負荷抵抗はパーツボックスにあった 33Ω の抵抗を使用しています。20kHz ちょいで切れてますが、これはオーディオインタフェースのマイク入力でカットされているところです。高いとこまで十分出てます。ひと安心であります。

スクリーンショット 2014-11-29 12.57.28
スクリーンショット 2014-11-29 12.57.44

マイクロフォニックノイズの確認です。上は、落ち着いてるとき、下は、真空管を「コン」と弾いたときに発生する音です。約4kHz の音が発生しています。この4kHz付近というがクセもので人間の耳に聞こえやすい周波数です。実際ヘッドホンで聞いてると音叉をたたいたような音が聞こえます。

60Hz や、それの倍音のノイズなどは、ブレッドボードの配線、真空管で拾うノイズ、入力のボリューム浮いてるなどあちこちから拾ったものが混ざったものです。入力ボリュームの場所変えるだけ拾うハムの大きさが変る状態のため、適当に組めばこれくらいノイズ乗るという程度の参考に。まぁ、-50db くらいなので気にしだすと十分聞こえちゃいますな。

6418 サブミニチュア管ヘッドホンアンプ A電池、B電池の電圧低下インジケータ追加

2014-11-22 11.10.06

今日は、ヘッドホンアンプの電池がなくなってきたら LED を点灯させてお知らせするインジケータを追加搭載。表示は2系統ありまして真空管のヒーター用単三電池(A電池)が 1V 以下になったら LED を点けるのと、それ以外の回路全体を動かす 006P 9V の B電池が 7V 以下になったら LED を点けるものです。電圧はおおよその目安です。

2014-11-22 11.00.09

電圧があれば、LED は点灯しません。

2014-11-22 11.00.54

真空管のヒーター電圧を下げて、0.97V で LED が完全に点灯

2014-11-22 11.01.32

B電池側のインジケータは6.6V で完全に点灯しました。まぁ、目安なのでいいかな。

この電圧低下インジケーター回路を追加した状態で、LED 非点灯時の 006P の B電池電流は 5mA から 6mA になりました。A電池は約20mA。
B電池 006p の容量を 200mA/h として 30h、A電池 750mA/h として 37.5h くらいの目安ですね。
とりあえず、これは基板作って頒布する方向にしようかな。

6418 サブミニチュア管ヘッドホンアンプ基本形をブレッドボードで作ってみた

2014-11-16 12.35.40

6418 のサブミニチュア管を使用したヘッドホンアンプの基本形をブレッドボードで作ってみました。

サブミニチュア管とオペアンプのハイブリッド構成です。入力は手持ちの部品があまりなかったのでゼロバイアスで組んでみてバイアス電圧確認したところ -0.33V くらいでした。もうちょっと欲しいところですが、過大入力させなければ動くでしょうということで、オペアンプのバッファをかませて試聴中。使った OPAMP はパーツボックスから出てきた5種類差し替えて雰囲気をチェック。

OP275
LME49720
LM4562
OPA2134
4558DD

OP275 との組み合わせが今のところいい感じです。

とにもかくにもマイクロフォニック・ノイズ対策を考えないと駄目ですね。

6418 サブミニチュア管でヘッドホンアンプ作ってみたいなと思てるところ

2014-11-05 20.33.34

いつぞや買ったサブミニチュア管があるのですが、写真一番手前にある 6418 を使ったヘッドホンアンプ作ってみようかと思いつつ、終段はディスクリかオペアンプのハイブリッド構成になるよなぁ。いうところで思考停止中(笑)

+----+-------+-------------+-------------------+------+----------+----+
|    |  type |   filament  | Max plate voltage |  gm  |    rp    |  μ |
+----+-------+-------------+-------------------+------+----------+----+
|5678| 5極管 | 1.25V/ 50mA |            90V    | 1100 |  1.0 Meg |    |
|5676| 3極管 | 1.25V/120mA |           150V    | 1600 |          | 15 |
|6418| 5極管 | 1.25V/ 10mA |            30V    |  300 |  0.42Meg |    |
+----+-------+-------------+-------------------+------|----------+----+

とりあえず、5678,5676 を低電圧動作させてもどうなるかよくわからんし、ヒーター電流もちょっと要るので、6418 を 15V あたりでフツーに使えばいいよなぁ。となんとなく考え中。

後段の電流増幅は、これまたいろんな回路があるので困るところですが、電池駆動のみか否かで自由度変るのでここらへんはもうちょっとイメージをふくらませたいところ。ですが、難しい回路を設計するスキル無いのが痛いですなぁ。

IN-9 ネオン管を使用した VU キットの在庫復活

在庫が復活しましたのでお知らせです。今回の頒布から Ver 1.2 になっていますので、頒布品ページの説明書などは V1.2 のものを使って下さい。

変更点は一つ前の記事にも書いていますが

  • LED を面実装から砲弾型のリード部品に変更。
  • LED の変更で遮光用の黒いプラ板の取り付け位置を変更
  • 手順簡素化のため IN-9 の burn-in はキット組立てた後から出来るように変更
  • それに伴なう基板のレイアウト変更

です。前バージョンのキット同様こちらもよろしくお願いします。

IN-9 VU キットの改訂版をテスト中

2014-11-09 17.24.53

IN-9 を使用した VU メーターキットですが、組み立て手順を確認するため1台組みまして現在動作確認中です。主な変更点は

  • LED を面実装から砲弾型のリード部品に変更。
  • LED の変更で遮光用の黒いプラ板の取り付け位置を変更
  • 手順簡素化のため IN-9 の burn-in はキット組立てた後から出来るように変更
  • それに伴なう基板のレイアウト変更

となっております。

2014-11-09 12.02.10

部品のピッキングも開始しています。説明書の修正が済み次第リリースします。

IN-9 VU キットの部品調達遅れで在庫復活までもうしばらくかかります。

IN-9 使用した VU キットでございますが、現在電源スイッチだけ手配遅れでストップしている状況です。国内のサプライヤさんに注文出し、予定では 10月28日納期予定でしたが29日になっても届かず。問い合わせの結果来年1月20日になるとのこと。急遽海外から仕入れの手配しまして、昨日UPS便に乗って来週半ば到着予定です。

おまたせして申し訳ありませんが、在庫復活までもうしばらくお待ち下さい。こちらのBlogにて更新情報はアナウンスさせていただきます

Intel Edison Breakout Board 購入

2014-10-25 21.27.24

Intel Edison Breakout Board を10月24日(金)秋月店頭で購入。上の写真は Breakout board で、この上に Edison ボードが載ります。今回購入したのは breakout board ですが、ちょこっと実験したりするのでしたら Arduino 互換ヘッダが出ているほうがおすすめです。Breakout board の端子は Edison ボードから直結で 1.8V 駆動ですが Arduino 互換ボードは3.3V/5V 対応のレベルシフタ付いてます。

2014-10-27 13.44.23

プロセッサを乗せて USB ケーブル差したところ。片一方は FTDI のシリアルポートで、もう一本は USB OTG のポートになります。この Edison は内部で Linux が動いているため、電源 ON するとシリアルポートに起動メッセージなどが出てきて、最終的にログインプロンプトが出て止まります。無線LANなどの設定も行えますので名刺以下サイズのコンピュータというやつです。

スクリーンショット 2014-10-27 15.48.00

arduino-1.5.3-Intel.1.0.4 を立ち上げて恒例の Lチカサンプルです。サンプルソースの Delay をコメントにしてフルスピードで回ってもらいます。

ADS00008

結果は、1.4MHz でポート叩けますというところまで確認出来ました。

ハンダゴテ温度計キットと、別の温度計の差を確認しておく

2014-10-27 12.54.36

先日組立したハンダゴテ温度計キットですが、思った以上に温度が低く出ます。ここでは 214℃という表示にはなっています。

2014-10-27 12.16.24

別の熱電対温度計でも測ってみました。熱電対は2本ありますので両方使用します。

白色の熱電対で測った結果は

105C : 261.75 // 1950 : 25.31
105C : 261.75 // 1940 : 25.25
1068 : 262.50 // 1950 : 25.31
106C : 262.75 // 1940 : 25.25
1070 : 263.00 // 1950 : 25.31
1074 : 263.25 // 1940 : 25.25
1074 : 263.25 // 1940 : 25.25
1074 : 263.25 // 1940 : 25.25
107C : 263.75 // 1940 : 25.25
1080 : 264.00 // 1940 : 25.25
1088 : 264.50 // 1940 : 25.25
108C : 264.75 // 1940 : 25.25
1090 : 265.00 // 1940 : 25.25
1090 : 265.00 // 1940 : 25.25
1090 : 265.00 // 1940 : 25.25
109C : 265.75 // 1940 : 25.25
109C : 265.75 // 1940 : 25.25
10A8 : 266.50 // 1940 : 25.25
109C : 265.75 // 1930 : 25.19
1098 : 265.50 // 1940 : 25.25
108C : 264.75 // 1940 : 25.25
1080 : 264.00 // 1930 : 25.19
1080 : 264.00 // 1940 : 25.25
1084 : 264.25 // 1940 : 25.25
108C : 264.75 // 1940 : 25.25
1090 : 265.00 // 1940 : 25.25
1094 : 265.25 // 1930 : 25.19
1098 : 265.50 // 1930 : 25.19
1098 : 265.50 // 1940 : 25.25
108C : 264.75 // 1930 : 25.19

おおよそ、265℃前後

青色の熱電対では

11D8 : 285.50 // 19F0 : 25.94
11D8 : 285.50 // 19F0 : 25.94
11E0 : 286.00 // 19F0 : 25.94
11D8 : 285.50 // 19F0 : 25.94
11D4 : 285.25 // 19F0 : 25.94
11BC : 283.75 // 19E0 : 25.87
11B8 : 283.50 // 19F0 : 25.94
11B4 : 283.25 // 19F0 : 25.94
11C8 : 284.50 // 19E0 : 25.87
11BC : 283.75 // 19E0 : 25.87
11B8 : 283.50 // 19E0 : 25.87
11C0 : 284.00 // 19E0 : 25.87
11C8 : 284.50 // 19E0 : 25.87
11CC : 284.75 // 19E0 : 25.87
11B8 : 283.50 // 19E0 : 25.87
11AC : 282.75 // 19E0 : 25.87
1210 : 289.00 // 19E0 : 25.87
12A4 : 298.25 // 19E0 : 25.87
1270 : 295.00 // 19E0 : 25.87
1188 : 280.50 // 19E0 : 25.87
1104 : 272.25 // 19E0 : 25.87
10F8 : 271.50 // 19E0 : 25.87

284℃くらいが測定結果となりました。接触の具合などで測定結果は大きく変化しますのであくまで目安です。温度測るのは難しいですなぁ…

ハンダゴテ温度計キットを作ってみた

2014-10-18 16.14.54

ワンダーキット(WonderKit) ハンダゴテ温度計キット というのを作ってみました。購入は2014年10月でシリコンハウスの店頭で買いまして 2827円でした。共立エレショップ通販価格は 2828円です。すぐ修正されるとは思いますが…

キットの説明書には回路図はありませんが基板を見たところ、部品はハッコーのコテ先温度計に使われている熱電対と形状が同じに見えるものがあります。HAKKO 191-212 K型熱電対です。それがアナデバ AD8495(A-grade) のK型熱電対アンプに接続されています。熱電対アンプの出力は PIC マイコンで 7 segLED にデジタル表示される仕組み。

2014-10-18 17.19.10

コテ先を熱電対の中央部にひっつけて測定します。写真では LED に 25 と表示されています。これは室温が表示されていますがリアルタイム表示モードで最新の温度を都度表示するモードです。この状態で電源スイッチを一回押すとホールド表示になり、最高温度をホールド表示するようになります。

2014-10-18 17.22.34

ホールドモードにしてはんだごての先っちょを熱電対にひっつけてみましたところ 275℃ という表示となりました。写真撮ったタイミングの表示ですが、しばらく熱電対に接触させて安定したところを測定しましょう。

熱電対は消耗品というか、コテ先を当てて使用するため Y字に張った線が延びてくるようです。線が延びちゃうと測定時にこて先が基板にひっついてしまい正しい測定が出来なくなります。また、ハッコーのメーカーサイトによると、はんだによる腐食でも熱電対が痛むらしいです。50回程度で交換推奨されていますが、校正もしていないキットなので温度の目安が判れば良いということで様子見しながら交換するので十分かと思います。