ヘッドホンアンプの電源を充電対応にするか検討中

2015-10-04 15.27.43

6418 ヘッドホンアンプの電源を充電池対応にするかなぁ。と日本橋行ってリポ電池買ってきました。

パーツボックスに秋月で買った汎用 DC/DC 基板があったはずと、箱ひっくりかえしてようやく「昇圧型DC/DCコンバータ5~25V可変出力電源モジュール組立キット」をサルベージ

ブレッドボードにリポ電池と DC/DC コンバータを配線して電源出力を電池端子に接続して様子見はじめたところです。基本的にバーストモードにならない DC/DC コンバータなら、まず可聴域のノイズは出ないとは思うのですが、こればっかりはデータシートで確認しないとなんとも言えないのが現状。実際に設計する段になったら石の選択には注意しましょう。

どっちかいうたらポップノイズのキャンセルが優先度高いですわな…

6418 サブミニチュア管ヘッドホアンアンプキット在庫復活しました

初回頒布開始後基板がなくなりまして頒布中断していましたが、基板が届いたので頒布再開いたします。とりあえず10セットですが、今回はしばらく保つ分の在庫は取ったので売り切れても再開は早く出来る予定です。

6418 サブミニチュア管ヘッドホンアンプキット在庫復活まで2週間程度お待ちください

題名で言いたいことは言ってしまったのですが、キット売り切れにつき、ちょっと待って下さいというやつです。

基板が届けば頒布再開できますが、基板の製造を依頼しないといけませんので週単位のリードタイムが必要です。購入を検討されていた方には申し訳ありませんが、在庫数復活するまでお待ちくださいますようお願いします。

Analog Discovery でサブミニチュア真空管の特性を測ってみた

2015-03-07 10.59.40

Digilent の Analog Discovery を使って、サブミニチュア真空管の特性測れるかなぁ、と思いつつブレッドボードに部品貼り付けていきます。使うのは Analog Discovery の AWG というオシレーター2つと、オシロスコープ入力です。AWG のうち一つはグリッドに加える負電圧を階段状に発生させます。そしてもう一つは、プレート電圧を変化させるために、ノコギリ波を発生させます。これを、オシロスコープ画面でプロットするものです。

ただし、Analog Discovery の AWG 出力電圧は最大 ±5V なので、ブレッドボード電源カードから 3.3V と 5V をAWG の出力と繋ぎまして、最大 10V で測れるようにしてみました。

スクリーンショット 2015-03-07 11.32.49
スクリーンショット 2015-03-07 11.33.26

上の画面コピーが、3.3V の電圧足した 3.3V から 8.3V のプレート電圧での特性。下のが 5V の電圧足した 5V から 10V のプレート電圧での特性です。測れないことはないですが、セットアップがちと面倒なのと、電圧の読み替えが必要なのでちょい面倒ですかね。 真空管では苦労するものの、普通のトランジスタなどは繋げばそのままの読みで資料が作成出来るので便利やと思います。

6418 サブミニチュア管ヘッドホンアンプキットの定数変更

2015-02-23 16.12.54

頒布開始前の動作テストを行なったところ、テスト NG が出まして定数変更しました。

問題点1つ目は、電池電圧が 8V くらいで音が出なくなる真空管があったこと、これは事前チェッカーで測ると全く増幅出来てない球を発見したのがキッカケです。電源投入直後一瞬音が鳴るのですが、その後は駄目というやつです。グリッドの電圧を測ると0.4V程度とサブミニ管の自己バイアスにしては深いのがありました。プレートの抵抗値を変更して動作点いじって対応。困ったもんです…

この真空管のバラツキのため、9V の電池アラーム検出の抵抗値も変更しています。以上2点修正

スクリーンショット 2015-02-23 16.08.02

スクリーンショット 2015-02-23 16.10.44

動作点をいじったのでバージョン 1.0 と1.1 の基板 2 枚測定してみました。増幅度がちょっと違うのが真空管のバラツキによる増幅度の違いです。周波数特性は目立って違うところが無いので大丈夫そう。休日に部品ピッキングした小袋をもう一回開けて抵抗入れ替える作業が発生しますが、それは今度帰ってきたら作業します。

6418 サブミニチュア管ヘッドホンアンプキット 初回頒布分のパーツピック

2015-02-22 14.07.25

今日は、6418サブミニチュア管ヘッドホンアンプキットの頒布準備で、10セット分のパーツのピッキングを行っていました。最初頒布は駄目な基板からと思っていましたが、やはり駄目なものを売るのはあれなんで年末年始、夏休みのプレゼント用にして普通に作れる V1.1 からの頒布です。

2015-02-22 10.54.09

真空管のチェックも行っています。不良真空管のチェックが目的ですが、簡単なペア取りも行っています。

私の動作確認用と予約が1個あるので初回頒布は8個です。これ以降も継続して基板と部品の仕入れを行います。当分の間は頒布できます。こちらの Blog でアナウンスしますので、時々チェックしてみください。

6418 サブミニ真空管の球切れチェッカーを作った

2015-02-07 16.05.48

今回頒布しようとしているヘッドホンアンプキット部品のうち、サブミニチュア管が壊れていたら残念なので、球が切れてないか最低限のチェックを行う基板を急遽作成しました。頒布基板1枚流用して、基板上には真空管の回路だけ組んでユニバーサル基板にゼロプレッシャーソケットを付けています。このゼロプレッシャーソケットに真空管を挟んで電源 ON して測定します。

LED は付けなくてもよかったのですが、確認中電源 ON のままソケットから真空管抜くことがないように表示はしとこかと。

201502071615

Analog Discovery で信号発生とオシロ画面を出して、出力が出たら壊れてないと判断して出すようにします。
なお、ペア取りのサービスは今のところ時間的に無理なのでご容赦くださいませ…

6418 サブミニチュア管キット製作ワークショップをしました

wpid-dsc_0768.jpg

Kyotani’s Hobby Page をやっている先輩を急きょ呼び出しまして、キットの制作を行い完成までたどりつけるかワークショップ開催。

無事キットは完成し音出しも出来たので、よかったというのが正直なところ。

  • 006P の金具取り付けで基板にうまくはまらず、ちょっと悩んだ。
  • 真空管のリード線はななめカットすると基板に差しやすい
  • 抵抗は、カラーコード見にくいのでテスターで確認推奨

など、説明書に書いておいたほうがよさそうな指摘がありましたので修正する予定です。あとは、部品揃えて準備完了したら頒布開始したいと思います。

6418サブミニチュア真空管使用ヘッドホンアンプキットの試作 という blog 記事も書いていただきました。ありがとうございます。

6418 サブミニ管ヘッドホンアンプ基板の変更実施

今回試作で基板を作ってみたものの、単三電池ホルダがギリギリサイズでちょっと困った状態です。

スクリーンショット 2015-01-18 09.02.01

KiCad で作った台湾製品ベースの BC-0301 という電池ホルダーです。あらためて今朝、Keystone 92 という電池ホルダの資料を Digikey より発掘。REQUIRED SPACING FOR ‘AA’ CLIP という基板上のドリルホールの配置などを指示した図と上記現物あわせで製作した部品の差を確認します。

  • 金具のドリルホール間隔 300mil → 正解
  • 金具と金具の間隔 1320mil(33.53mm) → 1300mil(33mm) 0.5mm 狭い結果

でした。基本この寸法でも、電池の長さのほうが誤差デカイから仕様の範囲やろと思いつつも
2015-01-17 17.22.56

のように、見た目は微妙なんで、次回からは 2mm くらい間隔を広げようかと思います。金具と電池が接触するところの出っ張りが図面では 1.27mm とあるのですが、ノギスで測ると2mmくらいと背が高いのも原因の一つ。今回10枚手に入れた基板のうち、もう一枚は、真空管チェック用に取っておきたいので先行8枚をテストリリースする予定にします。

スクリーンショット 2015-01-18 10.43.16

基板の電池ホルダを Keystone 92, Keystone 953,954 の仕様に変更。単三電池金具間隔は 33mm から 34.5mm に変更と位置を基板の端ギリギリのところに変更。これでちょっとはマシになるでしょう。

6418 サブミニチュア管ヘッドホンアンプの試作品完成

2015-01-17 14.24.07

先日オーダーしたテスト用基板が到着しましたので早速組み立て実施。結果は、単三電池ホルダ以外は大丈夫というものでした。

2015-01-17 17.22.56

電池の長さは基本決まっていますが、ある程度のレンジがあるのと、金具の接点出っ張りが図面よりデカイですなぁ。実際に電池入れたらギリギリでした。ペンチなどで曲げていただく対応をお願いしましょう。物は、日本橋のシリコンハウス共立で買ったものですが、台湾製と思っていて COMFORTABLE BC-0301 で部品作ったんですが、今金具を見ると KEYSTONE の文字が… ソックリさんですが、物は違うという事態になってしまいました。次回ロットからは電池金具見直ししましょう… 今回の基板は B 品として出します。

2015-01-17 14.42.32

アクリルの天板を仮止めしてみてどんな雰囲気になるか観察。見た感じはいいです。ただ電池交換時にはアクリル板を外さないといけない罠があります。

スクリーンショット 2015-01-17 16.38.27

簡単な測定だけしました。橙の線が f 特のグラフになります。十分です。

スクリーンショット 2015-01-17 21.50.43

スクリーンショット 2015-01-17 21.51.28

スクリーンショット 2015-01-17 21.51.54

スクリーンショット 2015-01-17 21.55.01

また、別の方法でも測ってみました。100Hz,1kHz,10kHz を出したときの結果です。倍のトーンが観察されます。実際聞いてみた感じでは 12AU7 高電圧バリバリにかけたときみたいなキラキラ感はないですが、これはこれでゆるめにオクターブトーンが出てて素直に鳴るタイプのアンプに仕上がったと思います。わりと長い時間使ってもあんまり疲れない感じといったらいいかなぁ。