GM70 シングルアンプ: 部品が少しづつ増えてきてモチベーションもあがってきた。

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一番左は GM70 です。今回作るアンプの出力管です。その横にあるトッププレートの ST管は水銀整流管の 866A で、その横が一般的な整流管の 5R4GY であります。大きさ比較用の 12AX7 MT管がカワイイです。右側に OPT やチョークコイルを置いています。これは先日簡単に紹介したかも知れないので割愛

今回は整流管も使えたら使ってみようかと、ついでに手配しています。こういう時だからこじつけて何でも買っちゃうのはよろしく無いですが、買わないと一生入手の機会は無くなるので買いました。

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866A は水銀整流管で半波整流です。両波整流しようと思ったら2本要ります。ヒーターは1本あたり 2.5V/5A が必要です。逆耐圧は水銀の温度にもよりますが平均電流 500mA 程度流す回路で最大 2KV、250mA程度なら5KV~10KV 程度あるようです。電圧降下は 10V 程度と水銀整流管らしく十分低いです。写真左側のはプレートの電極が緩いのと管壁や管底に付着している水銀があまり見えない状況。通電していみないとわかりませんが、2本のうち1本アウトかも知れません。水銀整流管は青白く光るらしいので、是非とも使ってみたい球ではあります。水銀整流管はヒーター通電したあとに B電圧を上げないと壊してしまうので使う時には注意が必要です。

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5R4GY は両波整流出来る整流管です。使いかたにもよりますが、逆耐圧最大 2800V くらいです。電圧降下は 50V 程度でしょうかね。こちらは 5V/2A のフィラメント電流なので、わりと市販のトランスでも巻線付いているのがよくあるようなので、使いやすいと思っています。

電源トランスはまだですが、第一段階として B電圧を低圧の 500V くらいで使ってみようと思っています。その後のステップアップとして B電圧を 1000V くらいに上げたバージョンにトライしたいと思っています。ということで、出来合いのトランスを探したところ、ハシモトトランスの PT-240 が良さそうだったのでこれを注文しました。

二次側の巻線 B電圧用170mA AC(250mA DC;両波整流 チョークインプット)
480V – 420V – 240V – CT – 240V – 420V – 480V

二次側の巻線 ヒーター電圧用
0V – 2.5V – 5V 5.5A
0V – 2.5V – 5V 5.5A
0V – 6.3V 3A
0V – 5V 3A

さすがにここまで、部品がそろってくるとモチベーションがあがってきます。

GM70真空管アンプ チョークコイルが届いた

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昨日通販でポチッとなした、チョークコイルが届きました。ハシモトトランスの C-10-200W です。GM70 のプレート電流は出力トランスの定格 80mA 程度を流すことを考えていますので、2ch で 160mA 程度流れる予定です。終段の B電圧はまだ決めていませんが例えば 800 – 0 – 800 のようなセンタータップ付き巻線を全波整流したときの最大値は 800*1.41=1060V くらいです。高い電圧のリップルを CR だけで取り除くのは大変なので、チョークコイルは今回必要なアイテムとして入れました。

OPT 3kg * 2
CHOKE 3kg
ドライバ S-14 0.9kg * 2
電源トランス 2kg くらい?
既にトランス類だけで 12~13kg くらいの重量物がシャーシに乗ることになっています。どうしたものか…

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LM3886 アンプの電源トランスも調達。こちらは 115Vl 25V×2 90VA の小型トロイダルトランスです。LM3886 ではフルパワー出すわけでは無いので小さいのを購入。

GM70 真空管アンプ テストで使う追加のトランスが届いた

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今日の写真は アンディクス・オーディオ さんから購入した、S-14 というユニバーサル OPT です。一次側 2.5k,4k,7.5k,10k 二次側 4,8,16 の巻線がありますので、小型アンプならこれで十分なような気もします。

GM70 シングル組むにあたってまだ初段は考えていないのですが、終段を仮組みした時点でとにかく音出ししてみたいと思っています。通常 OPT はスピーカーを接続するために使うものですが、反対向きで使用することでドライバトランスとして使用するためです。半導体アンプのスピーカー出力をこのトランスの 4-8-16 側の端子に入れますと、巻線比に従って昇圧された電圧が 2.5k-4k-7.5k-10k のところに出てくるという目論見です。トランスはインピーダンス表示なので巻線比を計算したところ下の表のようになりました。

一次 二次 巻き線比 db
4 2.5k 25 28
4k 32 30
7k 42 32
10k 50 34
8 2.5k 18 25
4k 22 27
7k 30 29
10k 35 31
16 2.5k 13 22
4k 16 24
7k 21 26
10k 25 28

アンプの出力が 8Ω 負荷で 1W なら 2.8V、3W なら 4.9V くらいの電圧が出ることになります。8Ωと7.5kΩの巻線を使えば30倍になるので、それぞれ 84V, 147V くらいは出るんじゃないかな?という予想が出来ます。これは巻線比だけの話なので例えばの話です。今回 GM70 のロードラインのグラフからグリッド電圧を 100V くらい振り回せれば十分テスト可能というのはわかっているので、半導体アンプの出力をトランス昇圧してテストで使用出来そうです。
実際にはトランスの手前から見えるインピーダンスと向こう側から見えるインピーダンスは、そこに接続される機器や回路のパラメタも含めないと正しくないのですが、回路も何も引いてない状況での動きそうかの見当をつけるための簡単な試算ということで行いました。今回は OK とします。

ヒーターのスイッチング電源(24V出力を20V出力にする改造予定)は入手済みなので、GM70 の B,C電源まわりをどうするか考えたいと思っています。終段の電源回路がまとまれば電源トランスを巻いてもらいたいと思います。

IN-9 VU キット 5セットだけ頒布再開します

本日から IN-9 VU キットを5セット頒布します。
基板の黒レジストがよろしくない感じなので、頒布価格は下げて出させていただきます。
シルク印刷とかは問題ありません。ただ黒レジストが「つや無し」に変っていたので、ちょっと気にいらんという理由なだけです。(写真の左つや有り、右はつや無しです)
よろしくお願いします。
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真空管アンプの OPT と LM3886 DC アンプキット到着

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一つ前の記事で、真空管アンプぼちぼちやっていきますということを書きました。今日は出力トランスが届きました。Softone の Rコア出力トランス RW-40-9.5 で、ケースは黒色にしました。

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高さ 15cm なので、シャーシは大きめのほうがいいかなという感じ。ただ GM70 はピンの高さ除いても 17cm あるので、アンプひっくり返すと真空管を割ってしまいます。ソケット沈めるなどなんらかの調整は必要っぽいというのは確定ですね。あとは 1個 3kg 程度と軽いので作るときのハンドリングが少し楽になりそうです。

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次は、LM3886 DC アンプキットです。イトウ電子部品・通販 さんから購入しました。GM70 アンプの動作確認時の初段アンプになってもらう予定です。ブリッジが乗った電源基板(完成品)と OPA2134 ドライバー基板、LM3886 メインアンプ基板(2枚)の3点セット。トランスやら端子買ってきて配線すればこれだけでも十分な性能をもったアンプが完成する良いキットです。

キットとは直接関係ないですがうちとこのキット以上に梱包などもシッカリされていて見習わなければと思う次第。

GM70 アンプの構成を考え初める

去年の5月に、次の真空管アンプは GM70 で作ることになりました という記事を書いていまして、GM70 の真空管を入手したことを記事にしたのですが、なかなか手つかずの状態が続いていました。出来ることから少しづつやっていきましょうということで、GM70 シングルアンプの検討をしていきたいと思います。小遣いも厳しいので、高級なトランスとかは買えません。設計にあたっては管の性能を引き出すとかではなく、とにかく動くものを目指したいと思います。(予算のないアンプ作りは妥協の連続です…)

トランス選びですが、ググッてあちこち見てまわりましたが

あたりかなー、みたいな感じ。ついでにお値段などもメモしてネタ集め。一個5万円以上とかは予算的に無理なので、結果的に破格のソフトンのを買うことにしました。

GM70-2

上のグラフに赤線で、プレート損失 125W の線を引きます。(ペイントソフトで曲線を引いたので、おおよその目安です)この赤線以上のところは定格オーバーなので使わないところですね。青線で 9.5k の傾きの線と 5k の傾きの線を適当に入れます。傾きのゆるい方が 9.5k のラインです。RW-40-9.5 の 9.5k 推奨1次DC電流は 80mA 以下なので、これを越えないように注意しながら動作点を決めていきたいところです。

上の例でいくとプレート電圧 1000V くらい。プレート電流 80mA 程度、バイアス -100V 付近という感じで仮に線を引っ張っていますが、プレート電圧1200Vくらいではどうかななど検討していきましょう。

前段の構成は白紙です。終段の B電圧が高いので、前段で使う真空管もある程度高電圧で使えるのがいいのですが、真空管アンプ初心者にはどの球をチョイスすればいいか見当つかない状態のためです。2段構成か3段構成。またショップブランドにはハイブリッドアンプの例もあって、こういうのもおもしろそうやと思ったりしているところなので全体構想はまだ先になりそうです。
まずは終段の構成をまとめてしまいたいです。

FinePix F770EXR のファームウエア更新をした

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フジフイルムのコンパクトデジカメ FinPix F770EXR で、「Windows10搭載のパソコンと本機をUSB接続した際にカメラ内の画像をパソコンに転送できない現象を改善しました。」というアップデートがリリースされたので、早速適用してみる。

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  • 最新のファームウエアファイル FPUPDATE.DAT をダウンロードする
  • FPUPDATE.DAT を SD カードにコピーする。作業で使ったパソコンが Windows 10 だったので、カードリーダーに SD カード差してコピーした
  • DISP / BACK ボタンを押しながら電源 ON
  • カメラの液晶画面に出るバージョンアップの確認に OK 押して更新する
  • 電源 OFF/ON で終り

詳細の手順は、メーカーが出している手順に従ってください。ファームウエア 更新後は Windows 10 の PC に USB ケーブル差しても、ちゃんと SD カードの読み書きが出来ました。買って丸3年経ったデジカメのファーム更新が出たのは地味に嬉しかったりします。よかったよかった。

Digilent ZYBO の HDMI->VGA 変換サンプルプロジェクトを動かしてみた。

FPGA に関することは、超有名 Blog を初めに、すんごいハードを作成されている方などが公開されている情報がたくさんあって、参考にさせていただいています。今日はたまたま ZYBO が目についたので、Vivado に慣れましょうと Digilent のサイトにあったサンプルプロジェクトを動かしてみることにしました。

Zybo Zynq-7000 ARM/FPGA SoC Trainer Board のページ内に、リソースセンターというのがあって、そこにある ZYBO HDMI Demo というやつです。

基本は、手順通り Vivado を起動してプロジェクトを作成。その後、Synthesis -> Implementation と進んみますが、サンプルプロジェクトは Vivado 2015.3 で、私の使用しているバージョンは 2015.4.1 とちょっと違います。最初に出たエラーはプロジェクト作成 TCL スクリプトでエラーが出て、プロジェクトの作成に失敗しました。これは、TCLスクリプトに記述されていたバージョン番号を直接書き換えて、プロジェクト作成からやり直しました。次に Implementation でタイミングエラーが発生しました。Report Timing Summary を表示させて、タイミングエラーを確認。

setFalsePath

タイミングエラーを無視するよう false path 設定して、Synthesis -> Implementation -> Generate bit stream まで行けました。これで FPGA 側は OK です。

次に、SDK を起動して、ソフトの Build を行います。こちらは問題なく Build されました。SDK から bitstream とソフト ZYBO に書き込めば動き出します。Tera Term で COM ポート接続するとあ↓のようなメニューが表示されます。

TeraTerm

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VGA 端子に液晶モニタ、HDMI には PC の出力を接続してみたところ、変換されて出力出来ました。

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ビデオカメラの出力では、信号を認識出来ませんでした。

wordpress 更新の手違いでテーマ設定を数年前のに切り替えしました

Wordpress の更新はよかったのですが、テーマの更新もかけてしまったため、カスタマイズしていたスタイルシートが飛んでしまいました。仕方ないので、数年前に使っていた Twenty Fourteen のテーマに切り替えしています。ftp でしかいじれないサイトなので、細かい作業無理なため当分このままでいきます。よろしくお願いします。