一つ前の記事で、初段用のリップルフィルタを作ったと書きました。リップルフィルタは安定化電源では無いため負荷によって電圧が変ります。家にある中華電子負荷は 360V 以上は使えないので、ワット数の大きい抵抗を引っ張り出してきてブレッドボードに並べて一本ずつ抵抗負荷を増やしたときの電圧が何ボルトになるか確認しました。280V – CT – 280V 0.1A の巻線を両波整流したのがリップルフィルタの入力です。
ということで下の表がその結果。初段 6SL7 は 0.5mA 程度のプレート電流。6SN7 はパラで使用し 24mA のプレート電流あたりかなぁとざっくり考えています。ステレオなので、2倍した合計は 49mA 程度なので、6SL7 の B電源は 240V くらい、6SN7 の B電源は 358V 程度になる見込です。これで電圧の目安がわかったので 6SL7 と 6SN7 のロードライン引きたいと思います。
抵抗(k) | 合成抵抗(k) | I(mA) | B1(V) | B2(V) |
75 | 75.0 | 5.0 | 376 | 252.8 |
75 | 37.5 | 10.0 | 374 | 250.9 |
75 | 25.0 | 14.9 | 372 | 249.1 |
75 | 18.8 | 19.7 | 369 | 247.9 |
75 | 15.0 | 24.5 | 367 | 246.4 |
75 | 12.5 | 29.2 | 365 | 245.2 |
68 | 10.6 | 34.5 | 364 | 244.3 |
68 | 9.1 | 39.7 | 363 | 243.0 |
68 | 8.1 | 44.7 | 360 | 241.9 |
68 | 7.2 | 49.7 | 358 | 240.4 |
68 | 6.5 | 54.8 | 357 | 239.2 |
68 | 5.9 | 59.7 | 355 | 238.5 |