電源のリップルフィルターを検討。検討と申しましても実用回路のため Web サイトにも数多く紹介されているものです。
上の回路は余分な部品を記入していますが、基板作るならこれくらい載せられるようにしとこか。という程度の回路。
- R1 電源切ったときのコンデンサ放電用(不要であれば省略)
- D6 の逆流保護ダイオードは不要(大抵 FET に内蔵されているため。スルーホールは空けとく)
- R2, R3 分圧した電圧が MOSFET のゲート電圧になる、これが基準電圧。使用電圧にあわせて分圧比は計算必要です。( FQPF3N90 は5~6V のゲート電圧でドレイン電流が十分流れるのでそれだけ出力電圧はさらに下る)
- R4, C2 基準電圧の立ち上げ。時定数を長くすると出力電圧の立ち上がりもゆっくりになる。(初段と2段目を直結してる時は、2段目のグリッドにかかる電圧をゆっくり上げられる) 上の例では時定数約11秒なので実際には30秒くらいで落ち着く感じかな?
- ZD1, ZD2 ゲート、ソース間の保護用ツェナーダイオードが内蔵されていない MOSFET の場合は外付けする
- 200V クラスで使うのか、300V クラスで使うのかで抵抗のワット数やコンデンサの耐圧などに注意すれば OK
てな感じですかね。
基板化しようと思うと
- 整流ダイオードのパターンを 400, 500, 600mil でスルーホールあける
- ブリッジダイオードは形状がいくつもあるので対象外にする
- コンデンサも電圧で足のピッチがずいぶんと変るので、大・中・小のパターン必要?
- ヒートシンクも 5~6k/W くらいのを添付しとくか
などの面倒くさい項目がたくさん出てまいります。