電源まわりの基板も出来ました。出力される電圧などは、現状渡しみたいなもんですな。微調整は入れますが面倒になってきつつあるので。ここからは現物あわせで組んでいきます。今回は作った電源ユニットで初段とドライバが動くか確認です。
テストでブレッドボードに組んだ回路です。
電源入れてみたところ、12AU7 用の電源ユニットから 380V 出まして、そこから電源をもらった 12AX7 SRPP 用電源出力は 168V でした。(時間帯によってもかわるので目安です)。ブレッドボードに初段とドライバの回路を再現いたしまして SRPP の上側カソード電圧とドライバのカソード電圧を測ります。あとは表計算で引き算と割り算やってもらいました。
上の表は比較的特性揃っている 12AX7 SRPP と 12AU7 ドライバ直結時の電圧参考値です。これを見ますと、12AU7 のカソード抵抗の電圧 90V 程度が丸く収まる感じのところですね。
- SRPP 側の上側カソード電位も電源電圧のおよそ半分くらいになる
- グリッドバイアス-8V もグラフ上わかりやすく、SRPP の出力も受けられるバイアス
このときの、SRPP 下側カソードの電位は 0.842V でしたので、ポータブルなプレーヤーの出力は受けられそうです。まぁなんとかなりそう。