Nutube を使ったキットを頒布させてもらっています。このアンプは 9V の角形電池を電源として使用しています。角形電池にはいくつか種類がありまして、大抵のところで買えるアルカリ乾電池、ちょっと大きめの家電店で買えるニッケル水素電池、海外の輸入品を扱っているところで買えるリチウムポリマーがあります。これらの電池を放電させたらどんなものか調べてみました。テストは下記電池で実施しました。条件は Nutube キットの電流(約40mA) を流したときの傾向です。オペアンプ交換や、新しい電池や古い電池でも変化しますので、こんな感じということで見て下さい。
- パナソニック:エボルタ乾電池
- パナソニック:アルカリ乾電池(金パナ)
- 東芝:IMPULSE (8.4V / 200mA)
- MAHA:POWEREX 9.6V / 230mA
- MAHA:POWEREX 8.4V / 300mA
エボルタと金パナは、時間経過と共に電圧も下がっていく傾向。金パナは 7.4V ~ 6.6V の電圧で安定しているようです。おもしろいのはエボルタですが 7.8V あたりと 6.4V 付近の電圧でそれぞれ 70分以上持ちこたえたところです。
ニッケル水素電池は、東芝 IMPULSE 8.4V / 200mA と MAHA 9.6V / 230mA がそっくりなグラフですね。1.2V セルの個数が違うだけなので当然な結果と。MAHA 8.4V / 300mA は、IMPULSE のグラフが伸びた形のグラフを期待していたのですが、買った電池がダメだったせいか途中で急激に電圧下がってしまいました(復活の儀式をやってこの状態なのでダメっぽいです)
放電中の電圧安定度からいいますとニッケル水素充電池に分がありそうな結果となりました。入手しやすさは東芝 IMPULSE ですが、MAHA 9.6V は電圧があがるので、その分出音も迫力あるものとなります。
リチウムポリマーの角形電池は入手できたら測ってみたいと思います。