TS-790S CAT コントロールケーブル作成

ヤフオクで入手した TS-790S にパソコンの Turbo Hamlog や、通信ソフトと連携できるようシリアルケールを接続します。

PC 接続して CAT コントロールするためには、ACC1(6ピン DIN コネクタ)にシリアルケーブルを接続しないといけません。詳細は省きますが、この端子は 5V TTL で出ていて TX,RX,RS,CS, GND の5本接続ですが信号は反転しているのでそのまま USBシリアルケーブルをつないでも通信できません。

FTDI の USB シリアルなら FT_Prog で信号反転の設定などはすぐできるので、今回は写真のケーブルを手配しました。あとは 6pin の DIN コネクタ。

pin番号ACC1 コネクタUSB シリアリケーブル
1GNDGND
2TXDRXD
3RXDTXD
4CTSRTS
5RTSCTS

配線は、クロス接続すればいいです。写真ではGND, TXD, RXD をつないで Teraterm で接続できるか見たところ。Teraterm のシリアル設定を 4800bps 8bit パリティなし stopbit 2bit で接続です。FA; を入力してトランシーバーからスクリーンショットのような FA数字; が出力されたら通信は問題ありません。

ただ、この通信するためには USB シリアルアダプタの設定変更をしないといけません。FTDI 社の web サイトの検索で FT_Prog といれたら検索結果が出てきます。そこから FT_Prog のページに行ってツールをダウンロード・インストールして設定です。

FT_Prog を起動して 「DEVICE」→「Scan and Parse」をクリック。FTDI の USBシリアルが検索されて、Device Tree に表示されます。Device Tree 内の変更対称となる USB シリアルの Hardware Specific の Invert RS232C Signals をクリック。Property の TXD, RXD, RTS#, CTS# にチェックを入れます。

「DEVICES」「Program」をクリックすると Program Devices のダイアログボックスが表示されます。Program ボタンを押して設定を書き込みます。後は USB シリアルケーブルを抜き差しすれば信号は反転状態で出るようになります。

TS-790 の場合は、GND, TX, RX の3本だけでいいです。RS,CS は 5V になっていたので放置でも問題なく通信できます。CS はプルアップされているのかな?

私は RS,CS も配線してコネクタカバーを付けて配線終了としました。

この状態で Turbo Hamlog の LOG-A LOG-B などのログ設定を増やして、通信設定をしてログ入力ダイアログで周波数表示とモードが設定されることと、周波数やモードを変えて、Hamlog の入力欄が自動更新されることを確認しました。

ひとまずここまで動けば仮想シリアルポートのスプリッターでHAMLOG と WSJT-X など複数アプリとも連携できると思います。

次は、オーディオインタフェースと PTT コントロールの接続が必要になってきますが、13ピン DIN コネクタが無いので後日実施予定です。