私の所にあるハンディ機は YAESU FT2D と FT3D です。散歩時の APRS 送信や、たまに FM で出たりします。他のモードはどうかと思い、ケータイのアプリストアなど見てましたら SSTV が出せるアプリを見つけました。
この手のアプリは iPhone/iPad のスピーカー・マイクをハンディ機のスピーカー・マイクに近づけて使ういわゆる「エア結合」で簡単に使うのが簡単ですが、エア結合ゆえにノイズ交じりは大きくなります。ということで、ハンディ機とiPadとスピーカーマイクを接続するアダプタボックスを作成しました。
回路図はクリックすると大きく表示されます。回路というほどではありませんが、単純に 1:1 のトランスでセパレートしているだけの回路です。あとは、ハンディ機のマイク端子に 2.2k をはさんでいます(ICOM など他メーカーは抵抗値は変わります)。10k の可変抵抗+4.7K はスピーカー出力をマイク入力に渡すときの音量調整です。iPad側は 2.2k でマイク入力として認識してくれました。
この絶縁回路はトランスに ST-71 600Ω:600Ω (1:1) の他に ST-75 10k:600Ω: (4.5:1) で作られている方もいらっしゃいますし、いろいろなバリエーションがあります。もし作成される場合は他の作成例も検索して見られることをお勧めします。
ハンディ機でもマイク端子に信号を入力する場合、付加装置を接続する旨の変更申請(届)を総合通信局に出さないといけません。今は、デジタルモードの手続きが簡素化されましたので、該当する送信機にデジタルモードを追加する旨を記載することと、またその送信機工事設計は技適機種のままにして、そのデジタルモードを出す付加装置の諸元表を添付するだけです。(お住まい管轄の総通のお知らせを確認下さい。近畿は↓のアドレスです)
今回の諸元表はおとなしく下記の通りになりました。