リップルフィルターの動作確認だったりします。先週は真空管 1 本動かしましたが今回は2本です。写真右にあるように、リップルフィルター基板を 2 段重ねしました。片一方は先週作った分圧抵抗なども全部実装した基板で MOSFET は STP4NK60Z です。もう一枚は TK8A25DA を乗せただけの基板で、ゲート電圧は STP4NK60Z の基板からもらいます。FET のとこで真空管毎に分岐したという感じ。
最初は、ブリッジで整流後の入力 C は 合計200uFの状態で測定
トランスの巻線 135V と 145V で測定。変なレイアウトの表になってしまいましたが上記の結果。タマのバラツキもあるので読みにくい結果に。今回作ったリップルフィルタのヒートシンクとかの関係でプレート電流 300mA くらいが限界っぽいですな。FET は TK8A25DA が低い Vgs で電流が流れてくれて STP4NK60Z に比べて 2V 稼げました。300mA で 2V の差は 0.6W なのでデカイです。6C33C 用のリップルフィルタには、 TK8A25DA を使うことにします。
このときの入力コンデンサと出力のリップルの具合
上が250mA で下が 300mA 流したときのハードコピーで、 AC 結合での測定です。入力側で 22V p-p ほども振ってるとは思ってませんでしたね。コンデンサの容量足りてません。それでも出力側は桁違いなので効果はすごいですが、入力が足らんのにつられて脈打ってます。
翌日、手持ちのコンデンサ追加投入します。400V 820uF を2個。(100V 以上の耐圧で容量あるのがこれしかなかった…)
今度は、入力側のすごいリップルも抑えられるハズです。FET も TK8A25DA に張り替えおわっているので表も最低限なものに絞ります。左右の真空管のバイアス電圧が違うくらいなので。
真空管 1 本あたり 300mA 流して発生していた入力側 20V を越えるリップルは 2.6V に、出力は 20mV 以下におちつきました。
300mA で 180V 弱が出ているので 6C33C の動作点を決めるのにも困ることはなさそうです。いやはや、なんとか見通しついて良かった。