Re Electronics 懸賞品で作る真空管アンプ DC/DC コンバータ

最初に紹介する部品は 真空管アンプ用DCDC電源モジュール(スイッチング電源) です。この DC/DC は説明によりますと入力 15V ~ 24V、出力 250V ~ 300V と書かれています。しかしながら出力の測定結果のグラフなど見ますと 180V なども測定されていますので、可変の範囲は広いと思います。今回送付されたものは現物のみで、Web の説明で端子などの確認をします。

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最初の写真が入力側。PWR, SD, GND と端子が3つあります。PWR – GND に DC 15V ~ 24V を入れます。SD は出力のコントールに使います。Low(GND) に落せば出力 Enable, High にすれば出力 Disable とありますので、この端子に遅延回路付けて球が暖まってから B 電源 ON みたいな使い方が出来るという意味で付いているものと思います。ところで High は何Vでしょうか?Web には記載が無いので確認必要です。

DC/DC に使用されている石はレーザー彫刻の薄い部分があって完全に読めませんでしたが MAX1771 に見えます。これのデータシートによりますと SHDN ピンは Low = 0.4V 以下、High は 2V to 16.5V とあります。基板には 12V の三端子レギュータが乗っています。ということで MAX1771 は 12V で動いているものと考えられます。このことから基板の SD 入力の High は 2V から 12V の範囲ですね。

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2 枚目の写真は中央部ですが、10k の出力電圧調整用のポテンショメータが見えます。基板の左半分が DC/DC 右半分がスイッチングノイズを除去するフィルターっぽいです。初の真空管工作でも DC/DC 使えば電源電圧調整とかすぐ出来るのは初心者にはありがたいですな。

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3 枚目は出力端子 OUT, GND があります。こちらは特に何も無しと。

全体的には、基板は黒レジストなのでパターンはほとんど見えません。基板の大きさは 95mm x 45mm なので小型出力トランスと同じ程度。電源トランスよりも小さい。3mm のネジ穴まわりですが、ベタパターンなどのクスアランスがあるので 6mm のワッシャ使用は問題ありません。普通に取り付けられます。

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