リアルタイムクロックモジュール RTC-8564NB (秋月のん) のバッテリーバックアップ

リアルタイムクロックモジュール RTC-8564 はバッテリーバックアップが可能なので、マイコンボードに電池を接続してバックアップ可能にします。
RTC-8564の電源端子にマイコンからの電源供給がされて動くわけですが、マイコンの電源がOFFになったら電池に切り替えてバックアップします。この方法で一番簡単なのはダイオード一本で片付ける方法です。しかしながらダイオードの電圧降下(0.6~0.7V程度)があるためRTC-8564の電源電圧は5-0.7=4.3Vになります。一方マイコンと接続しているI2Cバスの信号ラインは5Vかかります。

問題は電源電圧より信号ラインの方が電圧が高いということです。RTC-8564のデータシートによりますと入力電圧は GND-0.5V ~ VDD+0.5V までとなっています。このことから普通のダイオードではわずかですが定格を越えます。電圧降下の低いダイオードを使用すればよいのですが買いに行くのも面倒なので、今回は下記のようにトランジスタのスイッチをバックアップ回路として作成しました。