MAX1771 スイッチング電源案もう少し考えてみる

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これ以上 MAX1771 にかかわるのは止めておこうと思いつつも何故か意地になって回路図案を引いてみる次第。こないだ作ったユニバーサル基板は頭の中で考えたままを作っただけですが、一応メモとして残しておこうと… ちなみに、この回路図は案なのでマネしても動く保証はありません。注意下さい。

データシートの非ブートストラップモード回路例には、フィードバック電圧の分圧抵抗(上側)に 100p のコンデンサ抱かせているけど付けなくてもいいかな。というのとインダクタの容量ですなぁ。回路図では仮で 100uH と書いてますが巻線抵抗考えると 47uH あたりがいいかなぁとも。FET の選別も必要。FET は TO-220 でいくとしてインダクタはテスト用に 700mil 幅でスルーホールと面実装用のパターンをいっしょくたにした配線パターンにしてみましょうか。

  • 真空管とかに使う(250V 以上欲しい)のなら、インダクタの入力は 24V にして三端子レギュレータで MAX1771 用の 12V 電源作成して動かす(今回は実装しません)
  • シャットダウン端子は使えるように端子は出す
  • スイッチング FET は TO-220 で放熱器を付けられるレイアウトを考慮
  • 電流センス用抵抗は面実装パーツにしてMAX1771のCS端子との距離を出来るだけ短かくする
  • 電源入力からインダクタまでの配線方法

考えはじめるとキリがないのでこのへんにしておこう… 部品選びもしよう…

MAX1771 DC/DC 電源をユニバーサル基板に組んでみた

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MAX1771 を使ったスイッチング電源をユニバーサル基板に組んでみました。インダクタの関係と実装の問題で性能は発揮されていません(笑)。フィードバック入力に0.1μF 抱かせてズルしています。ブレッドボードよりかはマシでもはやり無いと電圧安定しない。
写真では、100μH/3.9A 巻線抵抗97mΩ を使用して 180V 出力、負荷 10kΩ をパラって 5KΩ で 6.48W(36mA) は1時間放置でもインダクタの温度は触れてもちょっと熱いくらい。これを、シールドケース入り面実装インダクタ 47μH/7A 巻線抵抗35mΩ に替えると、発熱でみるみる温度上って行って1分もするとアツアツでした。コア材よりもスイッチングタイミングの問題かなぁ。

どちらのインダクタでも、スイッチングに使用している IRF644 の FET は発熱しません。これは今回唯一の救いですな。電流制限用の抵抗 50mΩ をもう少し下げて電流流せる設定にすれば、↑の47μHのインダクタも調子良く動くようになるかも知れませんね。

これはこれで十分パワーが出るので、IN-9 バーグラフネオン管の事前バーンイン用電源にでもなってもらいましょう。4本は余裕、6本もなんとか一気でバーンイン出来そうなので、頒布キットの手順も減らせるし部品も減らせるのでいいですね。

ブレッドボードでニキシー管用 DC/DC 電源をちょっといじってみる

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先々週くらいに、MC34063A の定番回路(頒布品の回路にも使ってます)をブレッドボードに組んで、インダクタの容量変えてみたり、タイミングコンデンサの容量変えてみたりしながら、ブレッドボードで組んでも 2.5W くらいはいけますかなぁ。というところまでは確認してたりしてます。実際には頒布品の巻線見えるインダクタをケース入りに変更したいなぁ。というやつでちょっと確認していた次第。

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実験ついでなので、通販で MAX1771 と 22uH,47uH のインダクタを買いましてこいつもブレッドボードに組んでみました。さすがに高能率な石は違います。(インダクタの巻線抵抗も低いやつ使ってたりしてますが) 200V で、5KΩ の負荷。8W は出てます。
IC の 1.5V フィードッバック入力のところは非常に敏感で、データシートにもプリント基板のレイアウトはちゃんとしなさいとあります。ここにコンデンサ入れて電圧安定させるのはいけないのです。が、ブレッドボードでの実験ゆえコンデンサ無い状態だと、どうしても電圧安定しなかったので入れてズルしています。

この石使った電源ユニットは、うちとこの小出力真空管アンプの電源に入っていたりしてますし、別の方の電源ユニット頒布品でもありまして、どちらも 24W 出せる電源です。ちゃんと作ればスゴイですね。私の作る頒布物には使用することのない IC やと思いますが、もうしばらく勉強がてらいじってみようかなと思います。