KORG Nutube(6P1) Headphone Amp Kit v1.0 の簡易 f 特測定

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KORG Nutube ヘッドフォンアンプを使ってみた (Part-2) の Blog 主さんから一時預かり。ひとまず f 特を採取しておこうと思います。

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ということで、Analog Discovery 2 で簡易 f 特測定実施。測定範囲は 5Hz から 200kHz です。

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入力 100mV イヤホン出力 負荷 16Ω の f 特

6p1-headphioneout-32ohm

入力 100mV イヤホン出力 負荷 32Ω の f 特

6p1-headphioneout-72ohm

入力 100mV イヤホン出力 負荷 72Ω の f 特

負荷抵抗の差でゲインに違いは出ます。そのせいなのか 72Ω負荷のときの特性が 16Ωにくらべて特性はフラットな見え方になりました。大した差では無いので気にすることは無いレベルと思います。

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入力 1kHz イヤホン出力 負荷 16Ω の高調波の出具合を見たところ 2次歪みがよく出ています。3次以降もグラフからは見えます。

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RCA 出力 入力 100mV の f 特。イヤホン出力よりも下が伸びてました。位相のグラフが180度回転しているように見えますが RCA 出力は反転なのでこれであっています。ここにバッファアンプをつないだら結構遊べるんではないかなと。

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入力 1kHz RCA 出力の高調波の出具合を見たところ 2次歪みがよく出ています。3次以降もグラフからは見えます。

蛍光表示管ですが真空管の特徴が出ていあたりはよく作りはったと思います。個人向サンプル 5000円程度が気軽に求められる値段になれば使用例も増えますかねぇ。

Analog Discovery 2 が届いた

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Analog Discovery 2 がやってきました。ついポチってしまいましたが、誕生日祝いの品ということにしておきます。

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並べてみたところ初代よりかは、ちょっと大きくなっています。本体以外の周辺パーツは共通なので、オシロのBNC コネクタのやつとは、Analog Discovery 2 でも使えます。

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ソフトは WaveForm 2015 というバージョンになりました。以前の WaveForm では認識されませんでした。WaveForm 2015 オシロソフトをインストールして、Analog Discovery と Analog Discovery 2 を2台接続してみたところ。ちゃんと2台認識されました。

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とりあえずなんかやってみようと言うことでブレッドボードに 2SC2120 を差しまして、コレクタ抵抗(100Ω) とベース抵抗(20KΩ)を配線します。そして、ベース電圧とコレクタ電圧供給するために Wavegen の出力を接続します。オシロ端子は、コレクタ – エミッタ間とコレクタ抵抗の両端に接続。

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Wavegen で、コレクタ電圧をのこぎり波で出力して変化させると同時に、ベース電圧は階段状に電圧を上げていくような設定にします。で、オシロ画面で、XYプロット画面を作って、Xはコレクタ電圧、Yはコレクタ抵抗/抵抗値を計算して出てきた電流をプロット。
無事プロットできました。