3C30 シングルアンプ作成1

関西ハムシンポジウム2020にキットの他 SONY スカイセンサーのラジオを出展していました。当日は残念ながら売れなかったのですが、後日隣のブースに出展されていた方から連絡があり、やり取りの結果スカイセンサーのラジオとこの真空管が物々交換され我が家へやってきた次第。

やってきたタマはハイトロン3C30というやつで送信管です。ヒーター 5.6V/2.5A な直熱三極管でプラスバイアスで動作させます。

LTSpice のモデルを作成して、超えてはいけないプレート損失を赤線で、10k と 14k の負荷線を 350V/40mA の動作点でプロットしてみました。Ep-Ip のグリッド電圧は -5, 0, 5 のように 5V 間隔でプロットしていますので、プレート電圧 350V/ 40mA のときのグリッドは +15~+20V のあいだ(18Vあたり)になる感じです。

3C30 のドライブには 6V6GT のカソードフォロワでいきます。春日無線変圧器 4B-20MA を使用します。これの抵抗分は965Ωらしいので、20mA いっぱいですが 3C30 のグリッドバイアスがとれます。ここは現物あわせで調整する予定のところです。

前段は 6SN7 2段増幅です。ここは特に特筆するものはないですかね。今時点のざっくり回路は以下のようになります。

1段目の 6SN7 グリッドバイアス 3.5V / 3.3mA 。
2段目 6SN7 グリッドバイアス 6V/2.3mA
3段目 6V6GT 18.5mA でカソードチョーク17~18V。
3C30 のグリッドバイアスは 6V6 のカソード電圧でプレート電圧 350V あたりで動作

となれば、6V6 のカソードチョークがパンクしなければ調整個所少なく組めそうな雰囲気であります。回路図帰還抵抗100k は帰還しないときの確認でわざとおおきくしてあります。実際にはもっと小さいです。

動作点から±15V 振ったとして 740V-60V=680V 電流60mA-12mA=48mA ワット=680*0.048/8=4W が仮決めした動作点の最大出力の目安になります。十分かなと思います。

タマは揃っていますがトランス類がまだです。トランスが届けばバラックで組んでみたいと思います。

GM70 シングル 初段 6SL7 直流点火の整流回路作成

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なんとも、見た目がアレなラグ板が写っていますが、初段 6SL7 を直流点火するための整流回路です。ブリッジダイオード -> 0.36Ω -> 10000uF × 3 で作りました。
次段の 6SN7 は交流点火のままにしておきます。

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負荷装置で 600mA (6SL7 ヒーター電流2本分)流すように設定して電圧チェックした結果 6.3V 付近になりました。よしよし

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リップルは 132mV pp でした。これで初段がヒーターハム拾う可能性を取り除くことが出来ました。

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6SN7 2本交流点火 + 直流点火(電子負荷で 600mA設定)で通電したときの電源トランス 6.3V / 2A の巻線の電圧は 6.48V でした。6.3V よりかは高いですが、まぁ、問題ないです。どうしても気になるようになった場合はドロッパ入れることにします。

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ヒートシンクは 40℃を下回るあたりで落ち着きました。シャーシ内ではこれ以上の温度になりますので、ヒートシンクはこのままにしておきます。

GM70 シングル 片 ch だけ音出ししてみた

とりあえず、バラックのままで音出ししてみました。その結果
・ハムがひどすぎる
・ブレッドボードに回路組んでるので、周辺ノイズを拾いまくる
と散々な状況です。

ブレッドボードの中にある金具はそういうもんなのでノイズは仕方ないにしてもハムがひどい。
切り分けのため、終段 GM70 のグリッドを 100k で落とし、アイドリング電流が流れているだけの状態にしてスピーカーからハムが出るか確認。この結果ハムは聞こえませんでした。前段に問題ありそうです。次に、6SL7/6SN7 を直流点火して変化あるか確認。この結果ハムはかなり減りました。ギターアンプでもわりかしハム出てるやつとかあったりしますがそんな感じの状態。

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直流点火は、ひとまず安定化電源で供給したので狭い机が限界です。ヒーターの直流点火回路はラグ板に組んでしまいたいと思います。

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確認ついでに GM70 のヒーター (20V/3A) 用のスイッチング電源の出力もオシロでちょこっと確認したところ、スイッチングノイズが乗っているので、ノイズフィルター入れといたほうがいいと判明しました。定格 50% 以下で使ってるけど結構ノイズ出てますね。

GM70 シングル 前段まわりを整理する

前の記事でリップルフィルターの出力電圧の傾向がわかりましたので、6SL7 と 6SN7 の動作点をエイヤで決めてしまいます。

6SL7ロードライン

6SL7 は 0.5mA 程度で動くよう設定しました。電圧 240V と仮定して 0.5mA ですからプレートの負荷抵抗は 480k とでますが 470k の抵抗を使用します。バイアスは -1.5V くらいにしようと思いました。グラフからそのときの電流は 0.3mA でしたのでカソード抵抗は 5K と出ました。今回は 4.7k + 帰還を入れる 100Ω = 4.8k としています。

6SN7ロードライン

6SN7 は 12mA 程度で動くよう設定しました。電圧 358V と仮定して プレートの負荷抵抗は 30k です。 バイアスは -6.6V くらいにしようと思いました。グラフからそのときの電流は 5.7mA でしたのでカソード抵抗は 1.2K と出ました。6SN7 はパラで使うので、実際の抵抗値は 1/2 になります。

ということで、ブレッドボードに回路組みまして動作確認開始です。

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6SL7 のカソード抵抗の電圧は 1.45V、 6SN7 のカソード抵抗の電圧は 7.23V でした。6SN7 は思いのほかズレていますが OK とします。
なんで OK としたかは 6SL7 を測ったときの AC 入力は 99.8V だったのですが、6SN7 を測ったときは 103V になっていたので、トランスの2次側 280V の巻線出力が 103V – 99.8 = 3.2V * 2.8 = 8.96V 上昇したので、動作点が少し動いたと判断しています。

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6SL7 の増幅回路は 1Vpp 入れて 40Vpp 出ました。40倍 32db です。

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6SN7 の増幅回路は 10Vpp 入れて 162Vpp 出ました。 16倍 24db です。

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6SN7 – 6SN7 の全体のゲインを確認しました。 280mVpp 入力で 170Vpp でした。170 / 0.28 = 607 55.7db の結果です。

GM70 シングルアンプ 6SN7 などの部品も少しづつ購入

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先日の記事で電源トランスを買うと言っておりました。通販で注文して届きましたのが PT-240 の電源トランスです。当分の間バラックのまま整流管の動作確認などに使う予定。GM70 終段だけのユニットテストであれば組める見通しが立ってきました。(電源のコンデンサなど追加部品は必要ですが…)

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アンプの初段は 6SN7 2段増幅でいけるんじゃね?的考えで、東京真空管商会にて TUNG-SOL 6SN7 を購入してきました。プレート電圧 300V くらいが定格なので、終段の電源とは別に考えてあげないと行けなさそうです。

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とりあえず真空管ブレッドボードに付いてる、2年くらい前にデジットで買った、220V /0.12A 6.3V/2A くらいのトランスで2段増幅回路は実験出来そうなので、これはこれでそのうち実験したいところです。この2段増幅では軽く帰還かけておいて、終段は帰還なしでいこうかな?と思っているところです。